家の解体前の片付けを行う
【家の解体前の片付けを効率良く行う】

身内が亡くなられ遺品整理も終わったとなると、その家を売るのかそれとも名義を変えて誰かが住むのか?貸すのか?といういくつかの選択肢があります。

その中で賃貸で貸すにしても、こんな古い家に住む人居ないよという場合もあると思います。

そういう場合はひとまず家を片付けて土地だけにしないと家屋にも固定資産税がかかってきますので、放置しておく時間が長ければ長い程勿体ない事になってきます。

誰だってもうこの家に住む事は無いとなると、処分したくなるのですが、今回の記事は家の解体前に片付けをどうやってやればスムーズに処分していく事が出来るのか、その秘訣を公開します。

家の解体前の片付けを効率良く行う為に

家の片付けを効率良く
【家の解体前の片付けをスムーズに行う為に】

家の解体前、片付けをすると決まるパターンに至るにはいくつかのパターンがあります。

家の解体前の片付けに至るパターン
  • 別の家を買って引っ越す
  • 身内が亡くなって家に住まなくなった
  • 別の家を買って引っ越す
  • 子供と同居する事になって持ち家が必要無くなった
  • 家を建て替える

特に片付けとなると時間が上手く取れなかったり、作業が面倒だったりして後手に回る事が多いのですが、いつまでも放置してると不動産(土地・建物)等は税金もかかってきますので、そのままで置いておくという事が難しいです。

特に最近は空き家問題等が社会問題になっているため、特定空き家等に指定されてしまうと50万円以下の罰金が言い渡されたりしますので忙しい、時間が取れない、手間がかかりすぎて進まない等、いつまでも言ってられません。

いかに効率良くスムーズに終わらせるかテーマになってきますが、まず1つしっかり押さえておいて頂きたいのが、家の中に荷物を残したまま不動産会社に売り渡す事もできます。

ですが家の中にテレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機、家電、鉄でできた物置や棚等を残したまま売却しようとすると、今度は不動産会社が解体屋さんに依頼する時に余計にお金がかかるので、当然その分を上乗せされて請求されてしまうので、余計に高くなっていき、自分で作業したり手配したりする以上に最もお金がかかる事になります。

この家の中に荷物がいっぱい残ったまま、解体に出す事を混合廃棄物と言い解体費用が激上がりしてしまう訳です。

混合廃棄物

土の中に瓦のかけらや木くず、電球や蛍光灯、扉のガラス等が入ってしまうと混合廃棄物となり、解体業者さんが処分する費用も処理場で高額になってしまいます。
家の大きさや荷物の量にもよりますが、家の解体前に片付けが出来てない場合は、2倍程料金が変わる事が多々あります。
通常100万ちょっとで終わる解体が、家の中に荷物残してるだけで200万円ちょっとになると勿体ないです。
その為、できる限り解体を依頼する際は、できる限り取り外し、家の中を空にしてなるだけ分類をしてもらわなくても良い状態にする事が、解体を安くするポイントの1つです。

ですから、家の中がゴミ屋敷になってる場合も撤去した状態で、お家を明け渡さないと工事の費用が高くなりますので、基本すべて撤去してお家の中を極力空にした状態に持っていった方が良いです。

家の解体前の片付けが済んでないと、専門業者さんに解体依頼して捨てる事が出来ない為です。

木製の棚、木でできた家具(タンス、食器棚等)だけだと、廃材等と一緒に破棄する事が出来ますが、パソコン等の家電製品、テレビ、冷凍庫等家電リサイクル法に定められてるもの等は先にあなたが処分した方が良いです。

家電リサイクルに関して

家電リサイクル法の対象になるのは、洗濯機、衣類乾燥機、エアコン、冷蔵/冷凍庫、テレビになります。

家電リサイクルに関しての経済産業省のページはこちら

小型家電リサイクル法に関して

小型家電リサイクル法では、パソコン、プリンター、モニター、スキャナー、DNDプレーヤー、電子レンジ、ステレオ等が割とどの家にでもあったりします。

小型家電リサイクル法に関してのページはこちら

家の解体前の片付けで、買い取って貰えるものは売る

不用品売買
【家の解体前の片付けは、売れるものは売るのが先】

家の家財道具を処分していく際、中には高額で売れるものがあります。

一番良いのは、自分で写真を撮ってオークションに出品する事です。

商品の金額等は、出品者の状況や、その商品の値打ち等によって自由に決めれますので、購入した金額とほとんど変わらない値段で落札が入ったりします。

ただデメリットはリサイクルショップ等の店に持ち込むのと違って、落札して貰う迄に時間がかかるものもありますし、梱包発送したりしないといけないので、面倒だったりします。

またご家庭で使われていた、布団や布等要らないものは、地域の粗大ゴミセンター等で、安く持っていってくれます。

チケットを購入したりする必要がありますが、地域で定められた場所で販売されていますので、受付を済ませてチケットを購入し、指定された方法で捨てるのが安くつきます。

そして書籍や雑誌等も、よほど値打ちのある本以外は高値で買い取りしてもらう事は難しいですが、古本の買い取りをしてる店舗等に持ち込むか、あまりにも多い時は回収依頼をすると処分する事が出来ます。

こういった割とすぐ捨てれるも、処分できるものは仕分けの段階で分けて置いて、事前に処分するのが安くつきます。

オークションで売れない、早く処分したい

これ引き取ってくれる人が居るのではないか?値段は分からないけど、早く処分したいという場合は近所の中古ショップ、リサイクルショップ等に持っていくのも良いです。

ただ結構オークションに自分で流すよりも安く引き取られる事が多いですし、衣類や家具等は収集や運搬してくれる所が多いですが、ほとんどタダ同然の金額で買い取る所が多いです。

書籍に関しても全国にある大手の本のリサイクルショップ等ありますが、これだけの量の書籍や雑誌があるのに、こんな値段しかつかないの?というケースがほとんどですので、買取り査定の受付に出す時は過度に期待しない方が良いです。

また高く売れる所を探そうとして、何点も地域のショップに問い合わせる方も多いのですが、どこも似たりっ寄ったりで、かえって何件も聞くだけ時間の無駄になって来るケースがほとんどですので、早く処分したいという場合は買取をお願いする際に安価で引き取られるのは想定しておいた方が家の解体前の片付けはスムーズに進んでいきます。

家の解体前の片付けはガレージから

駐車場から片付ける
【家の解体前の片付けを駐車場からやる】

家の中を片付ける前に、ガレージがあり車が止まってる場合は、ガレージに止まっている車から処分してみて下さい。

家族が乗っててもう誰も乗らないという場合は、購入したお店や、中古車を数多く取り扱っている会社に売りに出してみて下さい。

車を処分するメリットがいくつかあって、家の解体前の片付けを業者さんに依頼する際に、その依頼費用を捻出できる可能性がある場合が多いです。

また車を売却して自宅の駐車場から車がなくなる事で、ガレージのスペースが大きく空きます。

そうなってくるととりあえず不用品として処分したい荷物、ごみとして破棄して良いものを、たくさんガレージに置いておける様になります。

お住まいの地域の不用品を回収する業者さんに見積りを出す時も、家の中にある荷物を1つずつ出してもらいながらトラックに詰め込んで処分して貰うのと、ガレージに荷物がまとめられていて、このガレージからトラックに詰め込んで持っていくだけでは、スタッフさんの人数もかかる労力も違いますから、料金も相当変わってきます。

その為不用品回収業者さんの見積りの計算も大幅に圧縮できるようになり、高い処分費用を払う必要がなくなってきます。

実家や空き家を片付ける場合に、家に隣接するガレージを空ける事は、家の解体前の片付けをする上で破棄処分費用を節約する、お勧めのポイントでもあります。

液体のものを捨てる

家の解体前の片付けをする際に、調味料、洗剤等液体ものも多数出てきます。

流しやトイレに室内にあった洗剤や調味料を捨てると、場合によっては配管が詰まったり、液体によっては有毒なガスが出たり、近隣トラブルになったりする場合があります。

その為、調味料等はキッチンペーパー等に吸い込ませゴミに捨てる、混ぜてはいけない洗剤を混ぜて捨てたりしない等しながらゴミに捨てるのが良いです。

また片付けをしたい住宅に、重機等の機械があったり、家に工場が隣接してる場合等は、使ってる途中のオイルや燃料等があったりする場合もあります。

川や水に流して捨てるのは環境破壊ですので、近隣のガソリンスタンド等に産廃として引き取って貰えないか相談すると、物にもよりますが、引き取って貰える事が多いです。

少し費用が掛かって良いから、家の中を手間かけず片付けたい

1つずつ、捨てるか売るか、売るならどこに売るか等も考えながら、要るものとごみを、たくさん分別してる時間が無いという場合もあると思います。

ほとんどの方は仕事もありますので、上手く家の解体前の片付けに時間がさけないという方が多いです。

そういう時は家の中の粗大ごみも含め、不用品の回収を専門としてるサービスを利用すると、数時間~2日位(家の大きさや荷物の量によって違う)で、家の中の荷物をすべて捨てて、空っぽにする事ができます。

不用品の回収もしてもらう事が出来て、全部家の中の荷物を回収してくれますので、おまかせすると1日~2日位で家の中が片付きます。

この為に不用品回収の業者さんは存在してると言っても過言ではない位なのですが、パック料金等会社によって違います。

まずはLINEやメール、電話等で捨てたいモノを伝え、見積もり価格を各社確認してみるのが良いです。

家庭でゴミの日に処分して残ったものや、上記オークションや、各お店に持ち込んでもまだ家にある全てのものは、全部依頼して残置物をなくせます。

処分したい物品の中には、仏壇等がある場合もありますが、不用品回収会社が取引先のお坊さんに供養して貰える所もありますので、鉄製の棚、スチール品等、建物解体前に片付けのプロに残ったものはみんな依頼するのがベストです。

まずはホームページ等がしっかりしてる、質問をしてもちゃんと見積りの段階から感じの良い、質問をしてもちゃんと丁寧に回答してくれる事業所を選ぶ様になさって下さい。

中には悪質な業者さんも居たりしますので、営業歴の長い会社、産業廃棄物収集運搬業の許可を受けてる会社なのかどうかも申し込み前に確認しておいた方が良いです。

家の解体前の片付けをしたいが、ゴミ屋敷になってる場合

更地にして土地を売りたかったり、崩壊する可能性が高いので、木造の家の解体前の片付けをしたい、老人ホームで暮らす事になったから、必要な荷物を搬出して要らないものは処分したい。

だけど家の中がゴミ屋敷になっていて建て替えや更地の前にコレどうやって片付けるんだ?という位大変なゴミ屋敷になってどうにもこうにもならない状態になってる家も実は結構多いです。

家を引き継いだは良いが、片付けるにしても個人でやってたら、片付けに半年位かかる事ザラです。

ましては普段は会社居や商売なさってて、本業がある方等であれば余計に限られた週末等でしか片付けできないので、余計にゴミ屋敷は家の解体前の片付けが時間かかり過ぎます。

こういう場合は通常、ゴミ屋敷を何件も片付けてる実績のある片付け屋さん、不用品回収屋さんがあります。

そういったゴミ屋敷回収業者さんで評判の良い会社さんに一括で処分して貰う方が、費用は多少かかりますが建物の中を綺麗に中身を処分していく分には時間が早いです。

依頼をかけて早い場合は即日、大きな物件でゴミ具合が半端無い場合は2日前後で終わる事が多いです。

業者さんによって値段はまちまちですが、ほとんどのごみ屋敷片付けを数多くこなしてる会社さんは、事前に作業時間、作業に入るスタッフの人数、現場での作業時間等を全て計算して見積りを出してくれる場合がほとんどです。

こういった業者さんは、木造だけではなく、プレハブや倉庫、会社等に使ってた事務所等も片付けてくれますので、HP等を検索なさって見積りで下見に来て貰って、依頼できそうな値段の範囲で依頼できるのか等問い合わせた方が楽な場合が多いです。

骨董品はまず専門の業者さんに買い取り見積りしてみる

故人が大切にしてた骨董品がある場合は、ベストは一度あなた自身が骨董品屋さんに出向いてお店に伺い、それぞれの品目買取査定して貰った方が良いです。

等も同じで、専門のお店に直接査定に持っていくよりも、いったんオークション等に流してみて高値で売れないか確認してみると良いです。

生前コレクションされてた商品等、壺、陶器、掛け軸、物置等をはじめ想定外に割高で買い取ってくれる場合も多いです。

出来れば2件、3件と見積りして貰う事で、1つずつの商品が一体どの位の値段で買い取って貰えるのかが分かります。

この金額が分かった段階で、可能であればそれを上回る金額でヤフオク、メルカリ等に出品してみます。

お店に持っていくと、お店も買い手が付く迄保管して置いておかなければいけない等の理由で、それなりに金額を引かれて買い取られるデメリットがあります。

その為、いったんオークション等に流して、骨董品屋さんの買い取り金額よりも高い金額で、オークションの料金を提示して出品してみると良いです。

売れる迄に時間がかかる骨董品もあります。

最終的にオークションで高値で売れれば、それはそれで得しますし、オークションに何度か出してみて売れないとなれば買取査定を依頼した骨董品屋さんにやっぱり売りたい、前に提示されてた金額はこれでしたけど、買い取って貰えませんか?という感じで買い取りしてもらう事で、部屋の中の荷物は片付き、家の解体前の片付けがはかどります。

家の解体前の片付けで、遺品整理したいものがある

遺品整理を専門の会社に頼む
【家の解体前の片付け/遺品整理したい】

家の解体前の片付けをする際、ご家族が亡くなられて遺産相続等はしたけど、細かい荷物等は兄弟、姉妹でも整理しておらずこれらの荷物の片付けがはかどらないという場合も多いです。

遺品整理に関しては遺品整理の知識をしっかりと学んだ業者さんに依頼して、片付けをするのが優良ではありますが、早くて便利です。

遺品整理の業者さんを選ぶポイントは、遺品整理士の資格を持ってるかどうか、依頼前の案内を丁寧にしてくれるか等も踏まえ、見積りをまずは依頼すると良いです。

作業になると、一般的に貴金属等高額で売れそうなもの、破棄処分するもの等も現地で全て振り分けてくれます。

そして当日作業の日が決まったら、立ち会える場合は立ち会った方がベストです。